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友を送る歌 (1966)

力強い男の友情と、それを見守る清らかな乙女との交流を、おなじみの名コンビ舟木と和泉で描きあげる青春歌謡巨篇。 北海道の山村に育った親友同士の二人、大津良夫と中川玄一の夢は高校を卒業したら、横浜に出て船乗りになることだった。先に横浜に出た玄一の後を追って、良夫も横浜にやって来るが、玄一が乗っているはずの船は見つからず、おまけに有金全部を盗まれてしまうのだった。困っている良夫を助けてくれたのは、かもめ丸の船長田山とレストラン“かもめ亭”の娘みどりだった。良夫が横浜に来て数ヶ月、休日に良夫はみどりを誘い横浜の街を見て廻っていると、行方が知れなかった玄一と偶然出会う。玄一は良夫をバーに誘うが、マダムの令子や、やくざらしい黒沼という男とばかりヒソヒソ話していた。足元もふらつかないぐらい飲んだ玄一を見て、良夫は気を利かして玄一が大切そうに持っていたスーツケースを持ち帰るが、ちょっとした調子で開いたケースの中味を知って驚く。ケースの中には密輸品の時計がギッシリ入っていたのだ。玄一は船員ではなく、運び屋になっていたのだ。良夫は玄一を泥沼から救い出してやる決心をするのだったが…。