裁かるるジャンヌ (1928)
ジョゼフ・デルテーイの小説版による“ジャンヌ・ダルク裁判”の物語で、間違いなくサイレント映画の一つの到達点だろう。“悪魔の子”とされ拷問を受けるジャンヌが苦しみに一度は屈服し、囚人として髪を刈られるシーンの厳しさ(実際に髪を切られ涙するクローズ・アップ)、そして自分を持ち直し、あえて火刑台に向かい火にかけられ、苦悶に顔を歪める瞬間、見る者をも貫く痛み(これも鮮烈なクローズ・アップで表現される)。
リリース済み: Apr 21, 1928
ランタイム: 82 数分
出演者: Maria Falconetti, Eugène Silvain, André Berley, Maurice Schutz, Antonin Artaud, Michel Simon
Crew: Carl Theodor Dreyer (Editor), Valentine Hugo (Costume Design), Carl Theodor Dreyer (Director), Marguerite Beaugé (Editor), Rudolph Maté (Director of Photography), Carl Theodor Dreyer (Screenplay)