早春 (1956)
蒲田に妻と住む杉山正二は、丸ノ内への通勤途中で知り合ったサラリーマンたちと仲良くなり、退社後に遊びに行くのが日課となっていた。妻は退屈な毎日から逃れるように、おでん屋を営む母の実家へ帰ったりしている。通勤仲間と出かけた江ノ島で、杉山は金子千代と接近。千代の誘惑に耐えきれず、関係を持ってしまう。二人の関係に気づいた杉山の妻は家出して、旧友のアパートに転がり込んだ。同僚の死をきっかけに、杉山は自分の生き方を振り返り、千代と別れようと考え始める。ちょうどその頃、会社で地方工場への転勤話が持ち上がった。小津安二郎が野田高梧とともに書いたシナリオを監督し映画化。不倫に揺れる昭和30年代のサラリーマン夫婦を描く。
リリース済み: Jan 29, 1956
ランタイム: 145 数分
出演者: 淡島千景, 池部良, Takako Fujino, 加東大介, 岸恵子, 三宅邦子
Crew: 小津安二郎 (Director), 浜村義康 (Editor), 山内静夫 (Producer), 斎藤高順 (Original Music Composer), 厚田雄春 (Director of Photography), 浜田辰雄 (Art Direction)